岡山のスーパー工務店で建てる高気密・高断熱の家づくり

妻と僕とうさぎで暮らす、岡山での高気密・高断熱の注文住宅をスーパー工務店で建てるまでの記録的ブログです。

記録的な猛暑の5月に室温を上げ過ぎてしまった失敗について

前回、30℃越えするような暑い日の高気密高断熱住宅の過ごし方について書きました。
基本的にはその方法で良いんですが、ちょっとやり方を失敗してしまって、室温を上げ過ぎてしまいました。
どういう失敗をしたかを書いておきます。


通風の基本は、空気の入口と出口を作ること。
そのため、風を家の中に通したい場合は、窓を開け、その窓の対面の窓も開けてやる。
そうすると、効率よく風が抜けていきます。
また、空気の特性として、温度の低い空気は下に溜まり、暑い空気は上に上昇するというものがあります。
この特性を利用して、1階の窓を開け、2階や小屋裏の窓を開け、下から上へ、暖かくなった空気を排出するような流れを作ると、通風としてはなお良いと聞きます。


この考え方があるので、高気密高断熱住宅でも、室内で暖まった空気が上から抜ければ良いと思い、日中でも小屋裏の窓は開けたままにしておきました。


その後、午後ぐらいに、2階の風通しを良くするため、2階の窓を2か所開けました。
風が抜けてなんとなく涼やかになった気がしました。


そのまま夕方の17:00ぐらいになると、1階の室温が24℃代まで上昇しました。
いつもよりちょっと高いなと思い、2階へ上がると、2階の室温は26℃代まで上がっていました。
ボチボチ日も弱くなってきたかなと思い、2階の窓を全開放。
小屋裏の窓は引き続き開放。
1階の窓は閉めたままです。


その後、ゆるやかに1階の温度も上昇し、18:30ぐらいには26℃まで上昇。
湿度が低いため、そこまで暑くはないですが、そろそろうさぎが心配。
うさぎの様子を見ると、大丈夫そうだったので安心。
それでもここまで温度が上がるもの?
2階の温度を見てみると、なんと27.5℃まで上がっていました。


おそらく暖まった2階の熱が、1階の天井に伝わって、1階も暑くなってきていたんだと思われます。1階と2階の間は断熱材とか入ってませんからね。


湿度の低い空気が通ると、人間の体感的には涼しく感じます。
しかし、実際の温度は、まだ高かったりするので、家の床や壁なんかもどんどん暖められてしまうわけですね。


暖かい空気は排出したほうが良いんでしょうけど、下手に窓を開けると、その分外気を取り込む量が増え、室温上昇の原因になってしまうようです。
やはりある程度外気温が上がってくると、全ての窓を閉め切って、カーテンやシェードなどで日光をガードしたほうがいいみたいですね。
ちょっと失敗してしまいました。
高気密高断熱住宅は、旧来の住宅の常識とは違った暮らし方が必要になる場面がちょくちょくあります。
もちろん、今まで通りの暮らし方をしても、普通に暮らせるんですけど、せっかくの高気密高断熱住宅なので、うまいこと使いこなして、快適で省エネに暮らせたらと思います。

記録的な猛暑の5月と高気密高断熱住宅の過ごし方

5月も終わりに近づいてきました。
先週末は各地で記録的な猛暑日だったようです。
特に北海道では、40℃近くまで気温が上昇したそうです。
体も暑さに慣れていない中、いくら空気がカラッとしているとはいえ、この猛暑は堪えたと思います。


岡山県は全国的に見ると、そこまで高くは上がらなかったみたいですが、それでも33℃とか、30℃以上にはなりました。
空気はカラッとしていて、日陰に入って風が吹いてると、そこまで暑くはなかったですけど、太陽の光の下に行くと、あっという間に汗をかくほどの暑さでした。


さて、うちの中の温度はどうだったでしょうか?
高気密高断熱住宅の特徴を一言で表すと、「外気の影響を受けにくい家」です。
寒い日は室温が下がりにくく、暑い日は室温が上がりにくい。


暑いとはいえ、真夏や梅雨のジメジメした暑さとは違って、湿度が低いため、日が沈むととたんに涼しくなります。
また、天気も快晴の日が続いたので、放射冷却により、朝には15℃ぐらいまで気温が下がる日もありました。
そのため、日が暮れた後と、早朝は、外気を室内に取込むことにより、快適な室温に調整することが可能です。


夜寝るまでに窓を開けておいて、室温が22~23℃になるぐらいに調整します。
そのままにしておくと、朝には寒くなるため、寝る時には窓を閉め切ります。
それで朝は21~22℃ぐらいになっています。
23~24℃までしか下がってない場合は、朝にも窓を開け、22~23℃ぐらいになるように調整します。
その後、外気温が上がってきて、窓を開けてても室温が上がってくるようになったら、窓を閉め切ってしまいます。
そうすると、そこから日中の温度上昇を抑えることができ、夕方ぐらいになっても23~24℃ぐらいの温度上昇で抑えることができます。


日が沈むまで、これぐらいの温度上昇で抑えることができれば、夜に照明や料理の影響などで温度が上がってきても、窓を開けて温度調整ができます。
こうすることで、日中30℃越えでも、まだエアコンを使わなくても快適に過ごすことができます。
ただ、この前はちょっと失敗してしまって、26℃ぐらいまで室温を上昇させてしまいました。(2階は27℃を越えてしまいました。)
一度温度が上がってしまうと、冷房を使うか、日が沈んだ後の涼しい外気を取り込むかしかなくなるので、気を付けないといけないなと思いました。
次回はその失敗について話そうと思います。

エアコンのいらない季節

ご無沙汰しております。
最近特にゆるやかな更新になってしまっています。
新居に越してきてから丸2年が経ち、あまり新しい話題もなくなってきていることも更新頻度が減っている要因ではないかと思います。


さて、今年は若干寒の戻りがしつこくあったので、4月でもエアコンを使わないとちょっと寒いなと感じる日がありましたが、ゴールデンウィークの後半あたりから、完全に暖房は必要ないなという季節になりました。
むしろ冷房がいるんじゃないかというぐらい暑い日があったりするぐらいです。
(実際はそこまでしなくとも、窓を開けてれば過ごしやすくなる程度の暑さだったりしますが)


高気密高断熱住宅というのは、この季節の変わり目においても過ごしやすさを発揮すると思います。
季節の変わり目と言うのは朝晩での寒暖差が大きく、寝る時は暖かいけど、朝になると寒いということがあります。
断熱性能の低い家だと、この影響をうけやすく、布団をはねのけてしまって朝寒くて目が覚めたり、寝冷えして風邪をひいてしまったりします。
日中は比較的過ごしやすいのにも関わらず、意外と体調を崩しがちな季節です。


高気密高断熱住宅は、この朝晩による寒暖差がとても小さいため、寝冷えや湯冷めの心配がほとんどありません。
油断して窓を開けっぱなしのまま寝てしまったりするとダメですが^^
窓を閉め切っていると、温度の変化がとてもゆるやかです。


5月も半ばを越えると、日中の気温が結構高くなってきて、室温もさすがに23℃から24℃ぐらいまであがる日も出てきました。
暑くなり過ぎないように、朝晩の気温が低い時間帯には窓を開けて、冷たい空気を取り入れるようにしています。
日中と寝る時には窓を閉め切ることにより、温度変化を小さく抑えることができ、日中の温度上昇を抑えることができます。
外が28℃ぐらいまであがっても、部屋の中は23℃~24℃ぐらいまでしか上がらず、冷房に頼らず快適に過ごせています。
これは断熱性能の高さもありますが、軒や窓の位置、カーテンやシェードなどによる日射遮蔽がある程度出来ていることもあるかと思います。
南中高度が高いこの季節は、南からの直射日光はほとんど部屋の中に入ってきません。
また、東には窓が少なく、西も窓が少なめだったり、隣家の影響で1F部分にはほぼ西日が入って来ないなどの影響も大きいと思います。
夜になると照明や人間からの放熱で、若干温度が上がりがちになるので、日が暮れてからは窓を開けるなどして調整しています。


この季節の自然なそよ風と言うのは、何にも代えられない程の心地よさがあります。
エアコンで制御されている真冬や真夏も快適ですが、自然なそよ風がスッと抜けていく心地よさには一歩及ばない気がします。


花粉が苦手だったり、街中で外の空気が汚れている場合は、あまり窓は開けない方がいいんでしょうけど、郊外や住宅街など、比較的外気が綺麗なところにお住いの場合は、窓を開けて自然の風を取り入れてみることをおすすめします(^^)


もうしばらくすると、暑くなったりジメジメしたりして、エアコンが必要になってくるかと思いますが、短い快適な季節を満喫したいと思います。

2019年4月の電気代が確定しました

4月の電気代が確定しています。


使用電力量は364kWhで、10125円でした。
前月よりは減ってますが、去年は261kWh6864円だったので、ちょっと高いですね。
再エネ賦課金や、燃料費調整額が上がっているだけではない理由があります。


Looop電気で、1kWh=24円(税込)となっています。
プラス、再エネ賦課金と燃料費調整額が加わって、上記の金額になっています。


・24時間全館暖房は停止中。寒い日だけエアコンON。(1Fの14畳用のダイキン製エアコンのみ稼働)
・冷蔵庫の他に冷凍庫を設置しています。その分の電気代が、毎月1000円程度かかってます。
・省エネ式の電気ポット(とく子さん)で、常時お湯を保温してます(85℃設定)
・リビングのダウンライトとキッチンの蛍光灯はLEDではありません。それ以外はLEDです。不要な時はなるべく消すように心がけてます。
・給湯はガスです。
・夫婦二人暮らしで共働き。日中はうさぎしかいません。帰宅後は基本的にリビングで一緒にいます。
・第三種換気なので、換気扇が24時間回ってますが、これにかかる電気代はごくわずか。
・高気密高断熱住宅なので、冷暖房にかかる電気代は少なく済みます。
・太陽光発電なし
・2階建て木造枠組壁構法(ツーバイフォー)延床面積約35坪+小屋裏で実質約40坪
・硬質発泡ウレタン(30倍発泡)吹付式断熱
・基礎断熱ではなく床断熱
・サッシは樹脂のペアガラス。リビングの掃出し窓のみトリプルガラス。


4月に入ってからも、前半は結構寒い日が多かったので、半分ぐらいエアコンを付ける日があったように思います。
それでも24時間稼働はストップさせていて、朝晩の寒い時間に1Fのリビングのエアコンだけ付けるような運用方法でした。
人間だけなら、充分エアコン無しでも大丈夫なんですが、うさぎがいる分、ちょっと甘めにしています^^


後半は日中20℃以上、最低気温も2ケタ代だったりして、エアコンを完全に止める日が中心になっていました。
いきなり暑くなったり、寒くなったりと、やや不安定な季節ですね。


一般的な住宅だと、この季節は寝る時に着るものだったり、布団だったり毛布だったりの調節が難しいのではないかと思います。
寝る時には暑くても、寝た後に寒くなって風邪を引いたりしやすかったりします。
高気密高断熱の家では、寝る時の温度からほとんど下がらずに朝を迎えるので、少々布団を蹴飛ばしたりしていても、風邪を引くほど冷えることはないです。(多少寒いと感じる程度で済みます)
真夏、真冬以外でも、オールシーズン、過ごし易いのが高気密高断熱住宅ではないかと思います。

2019年3月の電気代が確定しました

4月に入ってもしばらく寒い日が続いてましたが、先週の中頃から急に暖かくなり、この土日には日中20℃を超えるような絶好のお花見日和となりました。


3月の電気代が確定しています。


使用電力量は566kWhで、15864円でした。
前月よりまあまあ減って、12月とほぼ同じぐらいでしょうか。
去年は、559kWhの14622円だったので、ほぼ同じぐらいの使用電力量ですが、再エネ賦課金や、燃料費調整額が上がっている分、やや高くなっています。


Looop電気で、1kWh=24円(税込)となっています。
プラス、再エネ賦課金と燃料費調整額が加わって、上記の金額になっています。


・24時間全館暖房です。(1Fと小屋裏の14畳用のダイキン製エアコン2台)
・冷蔵庫の他に冷凍庫を設置しています。その分の電気代が、毎月1000円程度かかってます。
・省エネ式の電気ポット(とく子さん)で、常時お湯を保温してます(85℃設定)
・リビングのダウンライトとキッチンの蛍光灯はLEDではありません。それ以外はLEDです。不要な時はなるべく消すように心がけてます。
・給湯はガスです。
・夫婦二人暮らしで共働き。日中はうさぎしかいません。帰宅後は基本的にリビングで一緒にいます。
・第三種換気なので、換気扇が24時間回ってますが、これにかかる電気代はごくわずか。
・高気密高断熱住宅なので、冷暖房にかかる電気代は少なく済みます。
・太陽光発電なし
・2階建て木造枠組壁構法(ツーバイフォー)延床面積約35坪+小屋裏で実質約40坪
・硬質発泡ウレタン(30倍発泡)吹付式断熱
・基礎断熱ではなく床断熱
・サッシは樹脂のペアガラス。リビングの掃出し窓のみトリプルガラス。


最近は、リビングのエアコンを21.5℃、小屋裏のエアコンは20℃設定にしていました。
そして昨日の朝から両方のエアコンを切っています。
今朝の時点で室温が22℃をキープしていたので、今日もエアコンなしでいけそうです。
また今週の中頃から週末にかけて、もうちょっと寒くなるらしいので、その時にはまたエアコンを付けるかもしれません。
それを過ぎれば、エアコンなし期間に突入かな。