岡山のスーパー工務店で建てる高気密・高断熱の家づくり

妻と僕とうさぎで暮らす、岡山での高気密・高断熱の注文住宅をスーパー工務店で建てるまでの記録的ブログです。

LPIO(エルピオ)でんきに変えました(電力自由化の話)

電力自由化になって数年経ちました。
いろいろと電力会社が増えたり、電気事業に参入する会社が増えたりしてきました。


うちは、最初は中国電力で数か月。
その後Looopでんきに変えて、2年弱経ちました。
Looopでんきは、基本料金がゼロ円で、使ったら使った分だけ、一律で1kWh辺り24円(税込)というシンプルなものです。
シミュレーションの結果、電気使用量の少ない季節(5月とか10月とか)に関しては、ほぼ差がないんですが、電気使用量が多くなればなるほど、差が出てくるということで、中国電力から乗り換えました。
結果的に、正確な差はわかりませんが、2年弱で数万程度の差はあったようです。
それから、Looop電気にはWEB上で毎日の消費電力量や電気代をチェックできるようになっていて、これが結構参考になりました。
ただ、2~3日ぐらいのタイムラグがあったり、不定期で更新が遅れたりすることもあったりで、少し使いずらかったりもしました。


基本的には電気代も安いし、Looopでんきに不満は無かったのですが、これまでいろんな人のブログなどを参考に、いろんな家の電気代を見てきました。
いろいろ比較すると、うちの家よりだいぶん皆さんの電気代のほうが安いような気がしていました。
うちの家の性能からすると、もうちょっと安くなりそうな気がして、どうにかならんもんかと思ったり、まあこんなもんかなと思ったりしていました。


うちは太陽光発電を付けてないので、それによる差じゃないかなと思ってたりしたんですが、その太陽光発電で得られる電力を除いた場合の電気代を載せてたりしている人のを見ても、やっぱりうちのが少し高い。
オール電化の人のより高い。うちはガス併用なので、給湯やガスコンロはガスです。ガス代が別でかかります。


でもよくよく見ると、電気代は安いけど、消費電力量はうちより多かったりする。
何故かな?と思うと、おそらく、電気代のプラン設定によるものなのかなと思ったりしました。


オール電化や太陽光発電を採用しているご家庭は、おそらく夜間の電気代が安く、日中の電気代が高いプランに入っていることが多いと思われます。
オール電化だと、さらに割引があったりします。
冬の電気代は、夜間の暖房による割合が大きいので、夜間の電気代が安い方が全体的に安くなるのではないかと思いました。
太陽光発電がある場合は、天気の良い日の昼間の電気代はほとんど自家発電でまかなえる為、日中が高いプランでも問題ない。
太陽光発電がないと、夏場の日中のエアコン代が高くつきそうですけど、トータルで考えると安くなるのかなと思います。


そういうことから、うちも夜安く、昼高いようなプランがある電力会社に変えようかなと思って、またいろいろ調べてたんです。
どっちみち、夏場は夜間より昼間のほうが消費電力量が多いため、切り替えるにしても冬になってからかなと思いながら調べてました。


そうすると、今のLooopでんきより安い電力会社を見つけました。
それがLPIOでんきです。
LPIOでんきも基本使用料ゼロ円で、単純に使った分だけを払うシンプルな料金体系です。(他にもいろいろプランがありますが)
中国地方の場合、1kWhで23.15円と、Looopでんきの24円よりちょっとだけ安い^^


変更するに辺り、解約料など、特にデメリットもなかったので、とりあえず冬ぐらいまでのつなぎでも良いので変更をお願いしました。


ちなみにここのサイトでシミュレーションしました。
また、ここから申し込むと、amazon商品券1000円分など、いろいろ特典があったりします。



電力会社の変更は、とても簡単で、申込みするだけで、後はほぼ何にもしなくても勝手にある日から切り替わります。
立会いも、前の電力会社への解約手続きも何もなし。


申し込んでから数週間後にはあっさりと切り替わってました。
問題なく使えてます。


このLPIOでんきにも、ホームページの自分のページで、使った電力量の確認ができます。
Looopでんきは、2~3日ぐらいのタイムラグがあったんですが、LPIOでんきは、なんと、数時間程度のタイムラグしかないのです。
その日のうちから確認可能です。
さらに、昼間の消費電力と、夜間の消費電力を分けて表示してくれているので、今後、プランを変えた場合にどうなるのかのシミュレーションをする際に約に経ちそうです。
ちなみに真夏だと、昼間と夜間の消費電力の比率は、およそ3:2ぐらいかな。
夜間の電力量は毎日ほぼ一緒です。昼間は晴れか曇りかなどでそれなりにバラついてますが。
ただ、電力量(kWh)での表示しかなく、電気代(円)での表記に切り替えたりできないのは、Looopでんきよりちょっと不便かな。(単純にkWh×23.15で計算できますけど)


冬にまた変えるかもしれませんが、しばらくLPIOでんきでやっていこうと思います。

真夏の高気密高断熱住宅の過ごし方

真夏と真冬は高気密高断熱住宅にとって、本領を発揮する季節です。
「快適かつ消費エネルギーが少なく済む」というのが高気密高断熱住宅の良いところです。


梅雨からすでにエアコンを24時間稼働し続けていますが、真夏でも基本的に設定は変わりません。
弱冷房除湿のユルッとした風量でも、充分冷やすことができるため、引き続き弱冷房除湿(ドライ)で運用しています。
1階リビングのエアコンは、風量が大きいと、冷たい風が直接当たって寒く感じるため、風量がユルッとしているドライで固定です。
やや冷気が届きにくいキッチンのエリアに向けて、サーキュレーターで風を飛ばしています。


小屋裏のエアコンは、少々風量があってもいいため、冷房の24℃設定で動かしていました。
しかし、そうするとどうも設定温度に早めに到達し、稼働を止めている時間が多いのか、あまり2階が冷えないです(室温は25℃代で悪くないんですが、湿度が65~70%もあったりする)


やっぱり風量が無い方がいいのかなと思って、小屋裏エアコンもドライでユルッと動かしています。
そうすると湿度60%前後まで湿度は下がり、温度も25℃代前半ぐらいと、良いようです。


高気密高断熱で、日射遮蔽がある程度取れているような家であれば、家全体を冷えさせるのはそんなに難しくないみたいです。しかし湿度だけ下げるのは、やっぱり難しい。
ゆるめの風量で、エアコンの温度センサーにあまり感知されないようにするのがいいみたいです。
エアコンの稼働時間は増えるので、消費電力量は少し多くなるとは思いますが。


どうも感覚的に、湿気を感じるのは、相対湿度ではなく、絶対湿度によるものかなと思っています。
25℃の70%と、26℃の65%では、同じぐらい、ちょっとジメッとした感じをうけます。
25℃の65%ぐらいだと、あまり湿気は感じません。
この辺は個人差あるとは思います。
自分や家族にとって、快適具合のギリギリの境界線を見つけ、その辺りの温湿状態をキープすることが、快適かつ省エネなんじゃないかなと思います。
過剰に快適過ぎるとエネルギーが勿体無いし・・・。
いろいろ試しながら見つけていただけたらと思います。
個人的には扇風機無しの場合、24℃なら65%、25℃なら60%、26℃なら55%ぐらいが快適な温湿バランスかなと思います。(ほんとはあと5%湿度を下げたいですが、第三種換気だと再熱除湿機能がないと難しいかなと思います)
もう少し省エネを考えると、あと1~2℃ぐらい温度をあげ、扇風機を併用しながら過ごすと良いと思います。
うちにはうさぎがいるので、ちょっと低めにしないといけないという事情もあり、やや低めの温度設定かなと思っています。

真夏到来!エアコンの設定について

ご無沙汰しております。
岡山県も先週より梅雨が明けまして、連日30℃越え。
35℃に到達する日も出ているようです。
最低気温も25℃ぐらいまでしか下がらず、非常に暑い日々が続いております。


梅雨の時期のジメジメした空気感に比べると、随分カラッとしている印象を受けますが、それでも梅雨入り前の空気に比べると湿気が多いです。
エアコンを使わずに過ごすのは、かなり体に負担がかかると思います。
最近ではテレビの天気予報などでも、我慢せずにエアコンを上手に活用しましょうと呼びかけることが多くなりました。
頑張って電気代を節約しても、熱中症で健康を害してしまっては意味がありません。
熱中症とまではいかなくとも、暑い中ずっといると、食欲減退や夏バテを起こしてしまうと思います。
高気密高断熱住宅では、少ないエネルギーで、快適な温湿環境を作ることができますので、これから家を建てる方は、是非、高気密高断熱化することをおすすめします。


高気密高断熱住宅でない場合でも、工夫次第では少ないエネルギーで快適な環境を作ることは可能だと思います。
注意点としては


・エアコンは稼働し始めから設定温度に到達するまでの消費電力が大きいため、帰宅時など室温が上がっている場合は、まず窓を開ける等して、ある程度換気して室温を下げる。


・風量設定は「自動」。設定温度をあまり下げない(室温が26℃を下回らない程度)エアコンから出る風に直接触れ続けると冷えすぎるので注意する。


・扇風機を併用する(エアコンで湿度が下がってると、温度が高くても風が涼しく感じる)また、部屋の中の空気を循環させることにより、部屋全体に冷気が行き渡る。


・温度調整はエアコンをオンオフするのではなく、設定温度を上げ下げして行う(頻繁にエアコンをオンオフすると、余計に電気を消費する)


・就寝時、寝る直前までに温度を低めにしておき、寝る時には設定温度を高めにして寝る。(タイマーでオフにしてもいいが、消した途端暑くなるような部屋だと夜中に暑くて目が覚めると思います)


・室外機の近くに障害物が無いようにする(熱がこもらないように)直射日光が当たらないように、日除けなどで防ぐ(日除けを置く際には熱を排出する妨げにならないように注意)


・フィルターの掃除を定期的に行う。


こんなもんでしょうか。
なかなか24時間付けっ放し運用は難しいかと思いますけど、冷房は暖房に比べて外気と内気の差が小さいため、そこまで電気代の上昇は激しくないと思います。
上手にエアコンを活用して無理なく夏を乗り越えて下さい。

梅雨の時期の高気密高断熱住宅のエアコン設定

7月になりました。
先週から中国地方は梅雨入りし、ジメジメした暑い日々が続いております。
雨でも空気は生暖かく、雨に濡れても寒くないような日です。


さて、うちは先週末ぐらいからエアコンを24時間稼働させています。
換気は第三種換気です。
小屋裏とリビングに、ダイキンの14畳用エアコンを2台設置しています。
小屋裏の床には2階の各部屋に風を送る為のファンが付いていて、これも同時に回しています。
そうして小屋裏と2階、1階と、全ての部屋にエアコンの効果が行き渡ようにしています。


この時期の外気温としては、大体日中は30℃程度(28、29℃ぐらいの日もあり)まで上がり、夜には23℃ぐらいまで下がるようです。
湿度は常に高く、窓を開けて風を通したとしても、快適とは言えない状況です。


気温はそこまで高くないので、エアコンは温度を下げるというよりは、湿度を下げるために使う感じです。
ただ、湿度のコントロールは、エアコンの性質上、結構難しいので、毎年どうしても探り探りになっています^^


今の設定は、小屋裏は「冷房」「24.5℃」「風向上下(スイング)」設定。
小屋裏はちょっと寒いぐらい(24℃ぐらい)になりますが、2階は25℃台で湿度60~65%ぐらいで快適です。
もうちょっと湿度下げたいですが、こんなもんかな。
実際は床もサラサラしてて、不快ではありません。


リビングは、「ドライ」「+1.0℃」「風向上固定(風ないす)」
リビングは、暖房の時も気になりますが、部屋の間取り上、小上がりの畳エリアと床エリアの境い目ぐらいの位置にエアコンがあります。
そのため、小上がりの畳エリアでくつろいでいると、エアコンから出た冷たい風が少し流れてきて、室温よりやや寒く感じられるんです。
ドライ設定だと、冷房の風量の最弱より、もっと風量が弱いため、ドライ設定にしています。
ただ、ドライは、温度設定がプラスマイナスの相対的な設定しかできず、その基準となる温度も、スイッチを入れた時に決められるようなので、温度設定がわかりにくいのです。
そのため、何日か稼働させてみて、プラスマイナスの値を探ってやらなければなりません。
今の標準の設定値は「+1.0℃」で、これを状況によって+2.0℃にしたり、ゼロにしたりして調整します。
+2.0℃が最大で、これでも寒いようだと、一度停止して、改めてスイッチを入れると、基準の温度が変わるため、調整し直します。


分かりにくい時は冷房の温度設定に変えます。
その時は27℃設定ぐらいかな。


今のところこの設定で、一番高くても室温25℃、湿度60%台後半。
朝イチで23℃台ぐらいで落ち着いています。
湿気もあまり感じません。数値よりはカラッとしているように思います。


これでもやや小上がりでくつろいでいると、足元が寒かったりするので、ブランケットをかけたりしています。
梅雨の時期はこの設定でいけそうです。
真夏になると、もうちょっと冷房力が必要になるかもしれませんので、設定を見直すかもしれません。
小屋裏はおそらくそのままだと思いますが。


再熱除湿機能が無いですけど、ポイントとしては、「エアコンの風がなるべく直接当たらないようにしつつ、湿度がある程度取れるまでエアコンが止まらないような温度設定や風量に調整する」ということでしょうか。
あまり設定温度が高いと、すぐエアコンが止まってしまうので、除湿効果が低くなります。
扇風機やサーキュレーターも併用しながら、快適な温湿度設定を探ってみてください。

高気密高断熱住宅の梅雨の過ごし方

岡山県のある中国地方も、例年より随分遅く梅雨入りしました。
去年は6月の上旬ぐらいに早々に梅雨入りしたものの、カラッとした日が続き、6月の後半に入ってからが、本格的な梅雨だったと思います。
そう考えると、去年とあまり変わらないような気もします。
梅雨の前半は、気温もまだ高くなく、湿度が高い日が多いですが、窓を開けたり、扇風機をつけて空気に動きを出していればなんとかエアコンなしでも過ごせる日が多いと思います。
ただ、後半になると、日中は30℃を超え、朝晩でも20℃を下回るほど気温も下がらず、湿度は高いまま・・・という日が続き、エアコン無しではなかなか不快だと思います。


気温が26℃ぐらいまでならば、なんとか扇風機だけでも過ごせなくはないように思えますが、うちには湿気や暑さが苦手なうさぎという生き物がいますので、あまり我慢はせず、あっさりとエアコンに頼ることにしています。


ジメジメした湿気さえなければ、多少気温が高くても、そう不快ではありません。
日本の梅雨、夏で快適に過ごそうと思うと、気温を下げるということより、湿度を下げるということが重要になってくると思います。
これが結構難しくて、エアコンの性質上、湿度を下げると同時に温度も下げてしまいます。
そしてエアコンのセンサーは、温度に反応して設定温度より室温が下がり過ぎないようにコントロールするようになっています。
この時、湿度は全く見ていないようなので、湿度が高くても、温度がある程度さがれば、運転を止めてしまいます(正確にはゆるやかな送風運転みたいになります)


そこで活躍するのが「再熱除湿」という機能です。
再熱除湿は、エアコン内で結露によって水分を取り除いた空気を室内に戻す時に、再び暖めてから戻すので、部屋の気温が下がらず、湿度だけが下がるというものです。
ただ、この機能が付いていないエアコンは多いです。
うちのエアコンにも付いていません。
通常の冷房と同じような仕組みの「弱冷房除湿」というものしかありません。
これだと湿度をめいっぱい下げようとすると、かなり寒くなってしまいます。


それでも湿度計で65%以下で、25℃以下であれば、かなり快適です。
湿度50%ぐらいまで下げたいところですけど、そこまでしなくても大丈夫です。


うちは小屋裏に1台と、1階リビングに1台の合計2台で、2階建て+小屋裏の家全体を冷房します。
本格的に梅雨入りし、毎日湿気が多い日が続くと思いますので、昨日から1階と小屋裏ともに24時間冷房を開始しました。
それまでは1階だけとか、2階も寝る前だけエアコンを付けるようなやり方だったんですが。


おそらく夏が終わるまで連続運転になると思います。
しばらく付けっぱなしにして、壁とか天井とか床とかまで湿気がある程度取れると、非常に快適な空間になります。
冬はお風呂やトイレも暖かいという快適さを満喫しますが、夏はなんといっても寝る時の快適さを実感します。
暑苦しくて途中に目覚めるようなことがなく、朝までぐっすり寝られるのです。
夏バテ知らずの夏が過ごせます(^^)


去年の今頃ですが、エアコンの設定の仕方等、思い出しの記事を書いてます。
毎年具体的な設定を忘れがちなので、自分でも参考になっています^^