岡山のスーパー工務店で建てる高気密・高断熱の家づくり

妻と僕とうさぎで暮らす、岡山での高気密・高断熱の注文住宅をスーパー工務店で建てるまでの記録的ブログです。

電力自由化。電力会社を変更しました

昨年、契約する電力会社を自由に選択できるという「電力自由化」が開始しました。
簡単に説明すると、これまでは中国電力や東京電力などの、各地方の大手電力会社と契約し、電気代はそこに払うしかありませんでした。
夜間の電気代が安くなったり、オール電化だと割引があったりなど、いくつかプランの選択肢はありましたが、基本的に電力会社を変えることはできませんでした。
それを自由に選べるようにしましょうというのが電力自由化です。


とはいえ、いきなり違う電力会社に変えて、今まで通り、安定した電力供給が臨めるのか?などの不安があります。
安くても停電が多かったり、復旧が遅かったりしたら嫌ですよね。


この点は心配なくて、基本的に供給に関しては、今まで通りだそうです。
あくまで「小売り」が変わるだけのようです。
ちょうどインターネットのプロバイダーとかと似たようなものなのかな?
これも、おおもとはNTTの電話回線を使っているところはどこも同じだと思うので・・・。


というわけで、うちの場合、電力会社を変えると安くなるのかどうか?試算してみました。
WEB上で試算してくれるサイトがたくさんあるので、簡単に試算できます。
試算方法としては、12か月分の電気代(消費電力量)を月ごとに入力する方法と、1ヶ月だけの電気代を入力し、試算するかの二通りがあります。
12か月分を入力した方がより正確な試算ができるんでしょうけど、うちはまだ数ヶ月分しかデータがないため、一番電気代が多かった8月分で試してみました。
(1ヶ月分だけ入力する場合、8月分にこれだけ使っているということは、春はこれぐらい、冬はこれぐらい・・・と予測したうえで年間のおおよその電気代を出してくれます)


8月分は12000円代です。
それで試算すると、年間約5000円ほど安くなる電力会社があるようでした。


何社かありましたが、どこも似たようなもので、おおよそ3000~5000円ぐらい安くなるようでした。
内訳を見てみると、基本料金が安いところや、基本料金は高いけど単価が安いところや、中国電力の電気代設定より5%安くすると明言しているところなど、いろいろでした。


単純に安くなるだけではなくて、携帯電話会社と連携していて、電話代が少し安くなったりとか、ポイントで還元されたりだとか、サービスの内容もいろいろです。


その中でもLOOP電気というところがよさそうでした。


ここは基本料金がゼロで、電力消費量の単価が一律24円(税込) / kWh(中国電力エリア)です。
中国電力の場合、使った電力量によって単価が変わります。(標準的なスマートコースの場合)
最初の15kWhまで、223.23円
15kWhを超え120kWhまで、1kWh、20.40円
120kWhを超え300kWhまで、1kWh、26.96円
300kWh超過、1kWh、29.04円


うちの8月分の消費電力量が445kWだったので


最初の15kWhまで、223.23円:⇒ 223.23円
15kWhを超え120kWhまで、1kWh、20.40円:⇒ 105 × 20.40 =
2142円
120kWhを超え300kWhまで、1kWh、26.96円:⇒ 180 × 26.96 =
4852.8円
300kWh超過、1kWh、29.04円: ⇒ 145 × 29.04 =
4472.16円
223.23 + 2142 + 4852.8 + 4472.16 =
11690.19
11690.19 × 1.08(消費税) =
12625.4052


という計算式により、12000円代になることがわかります。
LOOP電気は単価が24円(しかも税込)ですから、中国電力の120kWまでの単価よりは高いですが、それを超えた分で比較すると安くなります。
8月分であれば、445 × 24 = 10680で、2000円安くなることがわかります。


計算すると、大体185kWを超えるとLOOP電気のほうが安くなるようです。
4440円です。
年間の平均の電気代が、この4440円を下回るようなら、中国電力のほうが安いです。
でもうちは今のところ一番安い時でも7000円代だったので、常にLOOP電気の方が安いと言えます。


そこまで大幅なコストダウンにはなりませんが、必ず必要な費用なので、1円でも安いにこしたことはありません。
インターネットのプロバイダーや保険と違って、申込みさえしてしまえば、あとは切替の手続きや費用は一切不要のようです。
電気メーターがスマートメーターという形式でなければ、スマートメーターに交換する必要がありますが、その場合でも費用はかからないそうです。


単純に料金だけでなく、サービスの内容も考慮した方がいいです。
中国電力は、月々の電気代をWEBで参照することができます。
これは便利なんですが、締め日が来るまで最新の電気代はわかりません。
LOOP電気の場合、前日のものを翌日にすぐ見ることができるそうです。
これなら、エアコンの使い方を変えた日とかに、どう消費電力量に関係してきたかとかを考察するのに役立ちそうです。
使い勝手も良くなって、料金も安くなるのならということで、迷わずLOOP電気に変更申し込みを出しました。
9月下旬に切り替わる予定です。
また、切り替わった後の様子もお伝えできたらと思います。

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