10月下旬 岡山のスーパー工務店のインテリアデザインセミナーに参加してきました。

タカラスタンダードの一室が会場です。
二部構成になっており、一部が、外観のデザインに関する話。
二部は、インテリア（壁紙、照明、カーテン）のデザインに関する話となってます。

スクリーンにスライドを流しつつ、外観のデザインについてのお話。
基本的には、性能がまず第一！
性能を落としてまで、デザインを取ることは、おすすめできないという内容でした。
ただ、デザインは、どうでも良いということではなく、性能を追及するがゆえに美しくなった、いわゆる「機能美」というのが理想形だとのお話。
耐震性や、外壁の耐久性とかを考えると、箱形の「矩形」と言われる直方体や立方体みたいな形がいいと。
また、屋根は、三角の「切妻」を良しとする。
デザイン性を重視して、軒が短い家が最近は多いが、雨や日差しをまともに受ける為、外壁へのダメージだったり、夏場の日射だったりに問題があるとのこと。
また、窓の位置などをシンメトリ（左右対称）にすると、美しい外観になるようです。

外壁材についての話。
外壁には、サイディング、塗壁、パワーボード、レンガ、タイル、陶製外壁（岡山のスーパー工務店が独自で開発して特許を持っている）など、いろいろあります。
耐久性に差があり、10年から20年とかでメンテナンスが必要なものから、基本的にメンテナンスは必要ないものまであります。
初期費用がかかっても、後々のことを考えると、レンガやタイル、陶製外壁などの、メンテナンスのかからないもののほうがいいし、
長い時間が経っても、汚らしくならずに、味わいが出てくるという良さがあります。
今まさに、外壁については勉強してるところだったので、よくわかりました。
ちなみにサイディング、塗壁のコストを1とした場合、パワーボードは約1.7、レンガは約2、陶製外壁は約2.5～3ぐらいの比率になるそうです。

次に、インテリア。
壁紙にもいろいろ種類があって、一般的にはほとんどの住宅で、安価なビニールクロスが使われています。
しかし、紙や、シルクや、繊維系など、他にもいろんな材質のクロスがあります。
また、風水的に、家の中心からぐるぐる回りながら、各方角にあったほうが良いと言われる色があるようで
それを意識すると気の流れが良くなるようです。
家の中心には、オレンジ色を取り入れると良いようです。

あまりごちゃごちゃ模様とか、色が入ると落ち着かないような印象がありますが、派手とは言わないまでも、いろんな色や模様のクロスを使うことによって、部屋の雰囲気も変わって、心地よい空間が作り出せそうです。
実際のクロスの見本を見せてもらいましたが、ビニールクロスと全然違って、とても上質です。
こういう部屋で過ごすのも良いなあと思いました。
ちょっと値段は張りますので、全面とはいかなくても、一面だけとか、ワンポイントでも良いと思います。

後半は、壁紙とカーテンとの組み合わせ方や、照明選びについて。
最近LEDが流行ってて、省エネやコストの観点や、明るさの観点ではLEDが勝るのですが、上質のクロスに合うのは、昔ながらの白熱灯を使った照明が、柔らかい光になって、良いそうです。
LEDは、単色なので、複数の色が複雑に出ている白熱灯や蛍光灯に比べると、どうしても無機質な色合いになってしまうようです。

家の性能だけではなく、インテリアやデザインについても、いろいろと奥が深く、とても勉強になりました。

その後、すぐ下にあるタカラスタンダードのショールームにいって、システムキッチンやシステムバス、洗面台などを見てみました。
最近のものは、昔のに比べると、すごくいいものになってます＾＾
タカラ製の特徴としては、ホーローパネルという、金属に特殊塗装しているものをふんだんに使っていることです。
傷につよく、変形しにくく、さっと吹くだけで汚れもとれて、匂いもつかないという優れもの。

岡山のスーパー工務店で以前出してもらった見積もりには、タカラの標準的な設備を入れる想定で出しているようなので、最低ランクのしょぼいやつしか入れれない・・・という心配は無かったようです＾＾
Ｉ工務店のと遜色ない・・・むしろ優れているのでは？？というラインナップで、嬉しくなってしまいました。

さて、翌日は完成見学会です。

【追記】
岡山のスーパー工務店は、こういうセミナーを頻繁にやってるのかなと思っていたら、これ以来やっていないです＾＾
ただ、２０１６年の夏から、毎月１回、セミナーを定期開催するようにしたみたいです。
それに毎月のように完成見学会や、構造見学会など、実際に建てた家を体感できるイベントを行っています。
また、疑問や質問があれば、いつでも受け付けているようです。他の住宅会社と契約済みでも話を聞いてくれるみたいです＾＾