岡山のスーパー工務店ならではのもの③ ウィンターガーデン
3回目、最終回はウィンターガーデンです。
ウィンターガーデン・・・あまり聞き馴染みのない言葉だと思います。
ドイツなどのヨーロッパから取り入れられた技術なのかな?
直訳すると「冬の庭」
「冬でも利用できる庭」ということらしいです。
冬の日光を取り入れ、冬でも暖かい空間を作るという考えらしいです。
自然のエネルギーを有効に活用しようというパッシブハウスの考え方です。
仕組みとしては、ビニールハウスのように、ガラスの面積を大きくとり、日光を積極的に取り入れ、部屋を温めます。
その温めた熱を、家全体に行きわたらせ、暖房の効率を上げようというものらしいです。
岡山のスーパー工務店の作るウィンターガーデンは、基本的に日射が採れる南に面したところに作り、南面に大きく窓をとり、床は熱を蓄熱するためのタイルを貼ります。
半分外部という考えで、ウィンターガーデンと接する周りの部屋との壁面は断熱施工がされます。
窓も他の窓は全てLOW-Eで、夏の暑い太陽熱を取込みにくいようにしますが、ウィンターガーデンの外に面している窓のガラスは、LOW-E仕様ではなく、太陽の熱をしっかり取り込めるようになっています。
冬は南中高度が低いため、真昼の太陽の光が差し込み、タイルに蓄熱します。
そして内側の窓を開け、室内にその熱を取込みます。
逆に夏は南中高度が高いため、直接日光は奥の部屋にはあまり入ってきません。内側の窓を閉めることにより、部屋の中に熱気は入りにくいですし、ウィンターガーデン自体が庇となって、部屋が熱せられるのを防ぎます。
最近の住宅は、太陽光発電や、全館冷暖房システム、それに全熱交換の第一種換気など、機械に頼って性能を上げようとしている様な気がします。
このウィンターガーデンというものは、自然のエネルギーを利用した、パッシブなものです。
機械に頼ってないです。
そういう自然なものが個人的に好きです。
※現在のうちのウィンターガーデンです。
それから、本来は上に書いたような太陽の特性をうまく利用した冷暖房に関わるものなんですが、太陽の光を常に取り入れられる空間で、尚且つ屋根も付いているため、天気に左右されない物干し場としても非常に有効です。
サンルームだと暑すぎて夏は使い物にならないと思いますが、ウィンターガーデンは南中高度の関係で、夏はそこまで日光が入ってこないため、夏でも充分使えます。
ウィンターガーデンは、岡山のスーパー工務店で家を建てるなら、絶対に作ってもらおうと思ってました。
以上、岡山のスーパー工務店ならではのものです。
・小屋裏エアコン
・特殊なパウダー
・ウィンターガーデン
見た目的には結構地味ですが 笑
住み心地に直結するようなところが充実しています。
実際に自分の家で体感するのが楽しみです(^^)