岡山のスーパー工務店で建てる高気密・高断熱の家づくり

妻と僕とうさぎで暮らす、岡山での高気密・高断熱の注文住宅をスーパー工務店で建てるまでの記録的ブログです。

設備はなるべくシンプルに④ 換気システム

シンプルシリーズの最終回は、換気システムについてです。


最近の新築住宅は、24時間換気が義務付けられています。
シックハウス対策のための措置だそうです。
高気密高断熱の家は、隙間があまりないため、閉め切っている状態だと、換気がしっかりしていないと、空気が綺麗になりません。
窓を開ければ、おのずと換気はできますが、寒い冬の季節や、冷房を効かせている夏の時期にはなるべく窓を開けたくありません。


そのために機械による換気を行います。
第一種換気や、第三種換気とかがあります。


※画像は借り物です。


第一種換気は給気も排気も機械が行います
第三種換気は給気は穴から、排気だけ機械で行います
詳しい解説は検索してもらえれば簡単に見つかりますので割愛しますが、第一種と第三種、どちらが良いと思いますか?


両方機械で制御する第一種換気のほうが優れているような気がします。
多くの第一種換気は、全熱交換と言って、外気と内気の温度の差を埋める機能があったりします。
冬は外の寒い空気をそのまま取り込むのではなく、中の暖かい空気から熱をもらってから、室内に入れるというようなことをします。


※画像は借り物です


機能だけを見ると、第一種換気のほうが優れている気がします。
しかし、どうしてもこういう機能が付いている分、大がかりなシステムになってしまいます。
導入コストも高くなってしまいます。
もし故障したら、全ての換気に影響が出ます。
確かにランニングコストは抑えられるらしいです。
でも導入コストとの差を埋め合わせるには、もの凄い長い年月、故障なく動かないと元が取れない計算になるらしいです。


それに対して、第三種換気の場合は、給気口があって、排気するそれぞれの場所に換気扇のようなシンプルな機械があるだけです。

※画像は借り物です


冷たい空気はそのまま入ってきますが、給気口の位置をいつも過ごすような場所のすぐ近くに置いてない限り、中の暖かい空気と混ざってすぐ温められるのであまり気になりません。
この時に生じる熱のロスは、わずかなものです。
極寒地ならまだしも、岡山ぐらいの地域では、そこまで気にすることはありません。


機械としても換気扇のようなシンプルなものなので、故障しにくいですし、一個壊れても、他が動いていればあまり支障がでません。
導入コストも安く抑えられますし、メンテナンスが楽です。
一見便利そうに見える設備も、長い目で見てよく考えて、導入するかしないかを決めないといけないと思います。
今のところは、岡山で家を建てるには、第三種換気がベストな選択であると思いました。

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