高気密高断熱住宅について① 快適な住まいとするには夏、冬、どちらを重視すべき?
もともと日本の住宅は夏に合わせて通風などを重要視する造りでした。
夏は薄着をしても暑いですけど、冬は着込めばなんとかなるからです。
昔は断熱材などもなく、割とスースーした隙間だらけの家だったと思います。
30年近く前に建てたうちの実家もそんな感じでした^^
(それでも2階は暑かった・・・。)
昔に比べて温暖化の影響で夏がどんどん暑くなってきています。
下手に我慢をして過ごして、自宅で熱中症で倒れたりするのも問題です。
エアコンが一般的に普及し、ヒートポンプなどの技術や省エネ性能もあがってきた今日では、エアコンを有効に使って涼をとるのが有効です。
夏に合わせてスースーの家だと、問題なのは冬です。
隙間から外気が入ってきて、とても寒い家になってしまいます。
こたつやストーブなどで暖をとり、服も着こんで過ごすことになります。
真冬のほんとうに寒い日は、布団から出るのも辛くて、何もやる気が起こりません 笑
かといって、暖房機器をじゃんじゃん使うと、光熱費がかさみ、家計を圧迫します。
岡山は割と温暖なところです。
県北は雪もちょくちょく積もりますが、僕が暮らす県南は、雪が積もるのは1年に1回あるかないかぐらいです。
とは言ってもどうでしょう?一年の暮らしを考えてみると・・・。
夏。エアコンをかけないと辛いような季節は、7月~9月の3ヶ月ぐらいではないでしょうか。
反対に冬。11月ぐらいから寒い日が出てきて、4月の初めぐらいまでは朝晩は冷えると思います。
五ヶ月ぐらいは暖房機器が必要と思います。
(我慢して暮らすのであればいりませんが、快適に暮らそうと思えば必要です)
そう思うと、辛い時期は冬のほうが長いです。冬に重きを置いた方が、快適な家になると思います。
比較的温暖な岡山でもそうなので、日本列島、大抵の地方は、冬に重きを置いた方が快適に過ごせる家になると思います。
そのためには断熱性能が重要になります。
次回に続きます。