岡山のスーパー工務店で建てる高気密・高断熱の家づくり

妻と僕とうさぎで暮らす、岡山での高気密・高断熱の注文住宅をスーパー工務店で建てるまでの記録的ブログです。

ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)

岡山のスーパー工務店では、2×4(ツーバイフォー)工法(木造枠組壁工法)という工法で家を建てています。
日本での多くの木造住宅は、木造軸組工法(在来工法)という、柱と梁と筋交いで構造を作る工法で建てています。
2×4工法と木造軸組工法の違いは、木造軸組工法は柱と梁と筋交いという「線」で荷重を支えているのに対して、2×4工法では、壁全体の「面」で支えているという点。


特に2F部分は、木造軸組工法では柱と柱の間に梁があり、その上に2Fの床が乗るのに対し、2×4工法では、壁の上に2Fの床が乗ります。その分上からの荷重に対して、2×4工法のほうが強いのは明らかです。


2×4工法は、木造軸組工法に比べて、なんといっても地震に強いです。
壁全体で支えるモノコック構造なので頑丈です。
阪神大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震など、最近日本で起こった強い地震の時のデータを見てみると、2×4工法で建てられた住宅で、全壊しているものはほぼゼロなんです。
なんちゃって2×4みたいな、しっかり規格通り作られていないものの中では、若干全壊してしまったものもあるそうですが、ちゃんとしたものの全壊はほぼゼロ。


地盤の液状化や、地面そのものが崩れたりして倒壊したようなケースは除きます。
そうなると家の頑丈さは関係なくなってしまうので^^


もちろん2×4工法で建てられた家の中でも、住宅会社によって耐震性もピンからキリまであると思います。
あんまりよくないものも含めて倒壊ほぼゼロというデータが出ているようです。
多少の修繕で大丈夫だったケースが多く、全く損傷なしという場合もあったようです。


木造軸組工法で建てたものも、最近は耐震性能がかなり上がってきているようですが、それでも限界があるようですし、耐震性を高くしようとするとコストが上がってしまいます。


その点、2×4工法で建てれば、そこまでコストを上げなくても構造上強いものができます。
もちろん、間取りの自由度や、後のリフォーム性を考えたりすると、木造軸組工法よりも劣るところもありますが、耐震性とコストのバランスを考えると、木造の2×4工法が一番良いのではないかと思います。


欧米などでは当たり前の工法ですが、日本では古くから木造軸組工法で建てられていた歴史があるためなのか、あまり普及していないようです。
日本の住宅性能は先進国の中ではかなり遅れているそうです。
自動車や電化製品なんかでは、結構品質もよく、世界に負けていない印象があるので、家の性能も高いんだろうと思いがちです。
確かにコストをかけて本気を出せば、いいものを作る力は各社もっていると思いますが、一般的な価格帯での普及が全然だということです。
早く快適な住環境が一般的に広まればいいなと思います。

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